不正ファイル交換、とうとう規制側もキレた

[News]

米国の高校に広がり始めた、ファイル交換防止技術導入の波

 この記事のタイトルを見ただけで、私は「ああ、とうとうそこまで来たか」と嘆いた。
 しかも特定ツールによる通信ブロックではなく、やり取りされる楽曲データの著作権保護をフィルタでチェックするという優れものらしい。

 日本発のファイル交換ソフトWinnyの通信パケットが検出可能になった、と知ったのは数ヶ月前だが、その数週間後には既にそのような通信をブロックするサービスは出来上がっていた。(ただ、数百万もかかるシステムを導入してまで中小企業や学校が自社ネットワークに導入出来るか、という点は疑問だったのだが)
 しかし、データが不正か不正でないかを判断するものではなかったと記憶しているため、これは画期的だ。


 性善説を信じているわけではないが、世の中、規制が出来るまでは性善説を信じ、結局は性悪説であると頷かざるを得なくなり、このような規制に踏み出すように思える。
 不正が許されると言うつもりはないが、もっと節度を持って利用していれば、このようなことにはならなかったのではないだろうか?

 関連記事を漁っていたらこのような記事も見つけた。
 「音楽の売上減少に、ファイル交換の影響はなし」--米調査 人々が直感的に感じる通説を覆すデータは、自分の中の固定概念が一つ崩されるので気分がいい。