下の立場と上の立場

 先日、教授との間でこんな会話があった。

教授「補講実験を見る手当てって出ないんですかね?」
私「補講実験って13回目にやることになっているんで、出ないんじゃないんですか?」

 この会話は実はかなり大人の社会を突いていると思う。

 
 
 
 と言うのは、今の私の考え方で人の上に立ってはいけない、ということをふと思ったからだ。

・下の人間が、無給で働くことをよしとする
 これはいい。いや、安売りはよくないのだが、そういう精神を持っていた方が私はいいと考えている。
 ここで注意しなければならないのが、こういう考えの人間が上に立ったとき、自分と同じように考えてはいけないのだ、ということだ。

 上の人間は、それを当然と考えてはいけない。ここで、上述の会話の立場が逆であってはいけないのだ。それが例え手当てが出ないと分かっていたとしても。

 あの会話は必要なのだ。

 そんなことをふと思った。