学生実験Ⅱ技術的(?)なお話

 私が積極的にPC操作をしていない学生を見て回っていた時、USBメモリを用いてデータを移している学生がいた。

「何やってるの?」
「あ〜……分析結果貰ってます」

 少々申し訳なさそうだったので、理由がありそうだと思い、私は言った。

「分析は個人でやるんだよ?」
「それは分かってるんですけど、分析出来ないんですよ」
「分析出来ない?」

 なんだそりゃ?
 そう思いつつ続きを聞く。

「Knowledgeoceanがエラーで動かないんです」
「そういう時は聞こうよ」

 自分を指差しながら、アピール。
 なんのためのSAだ。

「さっき聞きましたよ。そしたら無理だって」

 はぁ!?
 技術的問題が俺のところに回らずに無理と判断されることがあるのだろうか。
 どうにもならなければ俺のところに来ると思っていたのだが、それは間違いだったようだ。

「ちょっと見せて」

 そうして判明する初歩的な問題。
 5分で修復完了して、無事分析開始。

「ありがとうございました」
「いえいえ」

 それが私のやることです。
 そして、それをやらなかったTAは……

 今日の反省会のネタ1追加。

 ちなみに、K子さんが何故いないのか、と聞かれ、

「一身上の都合で」
いないと困るんですけど」
「伝えときます」

 ってなやりとりも発生したことを追記しておく。